2018年5月28日月曜日

農業と共産党 丸ごと語る


紙智子 参院議員
「国民の願いを胸に」

 「とことん日本共産党の岡山版」ともいうべき「ビック対談」
が行われました。日本農業の未来、中国地方の中山間地が抱える
課題をどう解決するのか、国連家族農業年の10年、日本共産党
を丸ごと語るなどのテーマです。
 「隠れ共産党」で一躍注目の人となった小松泰信・岡山大学
大学院教授との掛け合いは、とても楽しく、2時間があっという
間に過ぎました。用意した椅子も資料も足りなくなりました。
 中山間地が多くを占める中国地方の農業の重要な役割と価値を
再認識するフリートーク。「私の日本共産党論」では、「日本
共産党と友達以上恋人未満?」が距離感と言う小松先生ですが、それ以上に頑張って
いる姿に拍手が。若者3人とのクエスチョンタイムでは、質問や瀬戸内市の20歳女性
の発言に、会場内がじーんとなりました。
 小松先生のユーモアあふれる語り口、笑いの中にも農業への深い洞察と情熱が感じ
られ、綱領に「農業を基幹的産業部門として位置づける」と書いている日本共産党の
農業への立場が、鮮明となりました。
 「農業問題について深~く、深~く学ぶことができた」「種子法廃止、TPP(環太
平洋連携協定)参加、農業を根本から壊す安倍政権は許せない」「もっと農業を勉強
して周りに働きかけていきたい」などの感想がよせられました。
 私も心と頭の栄養を補給でき、パワーアップできました。
             (しんぶん赤旗 2018.5.26掲載)


さぁ、変えるよ!  


畠山和也 前衆院議員
「かけある記」

 暑さと寒さをくり返す道内。先日、旭川市を訪れたときも
朝は冷たい雨が降っていましたが、宣伝を始めるころには
見事に晴れ間が! 党員・支持者のみなさんも次々と集まって
くださり、車から手を振る方も目につきます。ありがたい
気持ちでマイクを握りました。
 何しろ安倍政権のウソとごまかしや、国会審議でも強硬な
姿勢がひどすぎます。原稿を書いている時点ではわかりま
せんが、今週のうちに「働き方改革」関連法案も衆議院で
採決強行かと言われています。過労死を増やし、残業代を
ゼロにするような法案の何が「働き方改革」なのでしょうか。
 街頭で3000万署名をお願いしていた時に、ペンを持ちながら「でも安倍さんの
後って誰かいる?」と女性が私に話しかけました。私から「野党第一党は立憲民主党
ですが、私自身は共産党の志位委員長がいいと思ってますよ」と話すと、女性は
「あ~!」と言って署名されました。新しい政権を本気でめざす訴えと活動をしなけ
ればいけないと思いました。もう安倍政権にはこりごりなんです。
 私のポスターも完成しました。キャッチコピーは「さぁ、変えるよ!」。青空を
バックに、力を込めて訴えている写真を使っています。今週は久しぶりに国会へ行き、
党道議団といっしょにJR問題での政府交渉もおこなう予定です。大門実紀史参議院
議員と、苫小牧市でカジノ問題の調査もおこないました。道民の願いを、しっかりと
国会へ反映させていきます。

2018年5月21日月曜日

田植えの春、決意を新たに


畠山和也 前衆院議員
「国民の願いを胸に」

 桜前線も北海道各地へ到着し、遅く短い春が始まりました。
田畑で農作業に励む農家の姿が見られ、牛たちが草を食(は)む
様子も目にするようになりました。この季節ならではの生命の
躍動感に触れながら、道内をまわっています。
 札幌の「女性のつどい」で、食と農業をテーマにしたグルー
プトークに参加しました。食品表示やアレルギーなどに
ついて、「実家が農家です。コメの交付金もなくなるし、
これで農家はやっていけるんでしょうか」と切実な話も
ありました。生産者と消費者がつながることが大事だね、と
参加者みんなで確認しあいました。
 国会では、11カ国による環太平洋連携協定(TPP11)が審議中です。米国が抜け
ても農産物輸入の拡大枠は変わりません。そのうえ米国は、日本に対して新たな農産
物輸入求める方針でいます。まさに農家にとってはダブルパンチ。ここまで農家を痛
めつけておきながら、安倍政権は「外国に売って生き残れ」と農家に迫るばかりです。
 「この集落に10戸以上いた農家も、今は3戸だけ」と、かつて語っていた方を思い
出しました。耕作放棄とならないよう農地を引き受けて、食料生産も地域経済も守る
ため、ふんばっている方が多くいます。利益最優先で地域切り捨ての安倍政権を早く
切りかえたいと、特にこの春は強く感じます。
              (しんぶん赤旗 2018.5.19掲載)


2018年5月17日木曜日

原発事故は収束していない


岩渕 友 参院議員
「国会かけある記」

 東京電力福島第一原発事故から7年2ヵ月が経ちました。
この間、安倍政権によって原発事故を終わったことにしよう
とする動きが次々出てきています。
 福島県内には、空間の放射線量をリアルタイムで測定する
「モニタリングポスト」が設置されています。原子力規制庁
は、多くのモニタリングポストを撤去し、昨年避難指示が
解除された地域に配置するといいます。しかし、「モニタ
リングポストは空間放射線の情報を自分の目で確認できる
唯一のもの。原発事故は収束していない。撤去しないで」
など、反対する声があがっています。
 また、原発事故による放射性物質を取り除くための「除染」で出た放射性汚染土
を、公共事業に利用する実証事業が進められています。その一つが二本松で計画
されており、汚染土を道路の路床材として使うというもの。「汚染土を道路の下
に最終処分するということか」と怒りの声が広がっています。
 住民のみなさんが運動を広げ、政府交渉をするなかで、モニタリングポストの
一方的な撤去はしないこと、実証事業は検討するという回答を引き出しています。
 エネルギー基本計画の見直しが進められていますが、政府は原発を引き続き
「重要なベースロード電源」と位置づけ、2030年に原発が電力に占める割合を
20~22%としています。しかし、財界などが要望していた新増設は盛り込む
ことはできませんでした。原発ゼロと再生可能エネルギーへの転換へ、引き続き
頑張ります。
 

2018年5月9日水曜日

終止符を安倍政権に


紙智子 参院議員
「国会かけある記」

 5月1日のメーデー、いつもなら少し肌寒く桜もようやく
咲きはじめる頃ですが、今年は満開の桜の下をデモ行進しま
した。長く雪に閉ざされ、今か今かと待ちかねていたよう
に、すべての芽吹きが一斉に始まる北海道の春。本州では、
2月に梅が3月に桜が、という順番ですが、北海道は違い
ます。今年は桜よりも梅のほうが後になりました。
こぶしの花も今咲いています。生命の爆発的なエネルギー
を感じます。
 メーデーが終わると高知に飛び「森林管理法案」
について関係者と懇談しました。小規模林業が外されるのではないかと言う不安
とともに、木に対する情熱を感じました。
 3日の憲法記念日は、大通り公園で行われた市民と野党の合同集会に参加しま
した。森友・加計疑惑に、公文書改ざん、財務省官僚が2人も辞任に追い込まれ
ても、財務大臣の責任は問われず。民主主義とはほど遠い政権運営、本来なら
内閣総辞職にあたいするところです。国民の支持率が急落しても安倍総理が政権に
しがみつくのは、憲法9条改憲への異常な執着心からです。昨年の憲法記念日に、
「2020年を新しい憲法が施行できる年にしたい」と発言し、今年3月の自民党
大会で「いよいよ憲法改正の時が来た、自衛隊の違憲論争に終止符を打つ」と
言っています。
 盗聴法、秘密保護法、共謀罪法と、国民の目と耳と口をふさぐ弾圧法を強行して
きた安倍政権。終止符を打つべきは安倍政権です。緊張感が走る連休明けです。

2018年5月2日水曜日

共闘広げ安倍政権退陣へ


岩渕友 参院議員
「国民の願いを胸に」

 「安倍政権はいつやめるのか。どれか一つでも総辞職しな
くちゃいけない問題ばかりじゃないか」-街頭宣伝でこう声
をかけられました。隠ぺい、改ざん、ねつ造、圧力、セクハ
ラなど、安倍政権のもとで次つぎ出てくる大問題に国民の
みなさんの怒りが広がっていることを感じます。
 野党6党は与党に、麻生財務大臣の辞任、総理秘書官だった
柳瀬氏の証人喚問など4項目の要求を突きつけていますが、
ゼロ回答のまま。審議の前提を壊しているのは与党です。
 ところが野党抜きで審議し、「働き方改革」法案まで
進めようとしています。「働き方改革」は裁量労働制の拡大をめぐってデータの
ねつ造が行われ、この部分が削除されましたが、長時間労働を加速させる高度プロ
フェッショナル制度や、過労死ライン超えの時間外労働を認める「働かせ方改悪
法案」です。
 野党6党は一致結束し、国会内での合同決起集会を何度も開き、森友、加計、
セクハラなど、野党合同ヒアリングは70回を超えました。これまでにはなかった
ことです。
 野党がここまで結束することを想定していなかったのか、与党はすっかり元気が
ありません。自民党幹部からも「麻生大臣辞任も一つの選択肢」という言葉が飛び
出しています。野党を後押ししているのは国民のみなさんです。市民と野党の共闘
を広げて安倍政権を退陣へ。私も頑張ります!
               (しんぶん赤旗 2018.4.28掲載)