2017年9月5日火曜日

ソバが取り持つ縁


畠山和也 衆院議員
「国会かけある記」

 国会内には、いくつか食堂などがあります。先日、よく
行くソバ屋さんでバッタリと自民党のM衆議院議員と会い
ました。せっかくなのでと2人並んで、ソバを食べました。
 Mさんは政務3役経験があり、今は自民党内でもある
役職に就いています。ある議員立法の作業の際に面識が
できて以来の仲で、会うたびに「共産党ががんばってくれ
たから成立できた」と言ってくれます。なぜか私が取り
まとめの功労者と思われていて、そのたびに恥ずかしい
思いをします。
 このソバ屋さんは国会内だけでなく、いくつかの省庁にも出店しています。
もとは官僚出身のMさんが「よくソバを食べていたんだよ。出向でしばらく本省
から離れて、戻ってソバ屋に行ったら『しばらく来なかったじゃないか』と言わ
れてね。覚えてくれてたんだね」と話をされ、国会論戦では「共産党の議員は
本当に鋭い質問をしてくるよね」とも。立場の違いはあれ、ていねいに答弁する
Mさんを知っているので興味深く話をうかがいました。
 自民党にも議員一人ひとりに様々な方がいますが、安倍政権以降、党内がモノ
トーン(単色)化して異論を言えなくなったと言われます。いずれにしても、
憲法破壊や国民が被害を受けるような政治を終わらせることが今の一番の仕事。
その日本共産党の筋を通す姿勢は、自民党の議員もよくわかっていることでしょう。
お互いに「がんばりましょう」と述べあって、ソバ屋を後にしました。