2017年9月23日土曜日

障害者たちの笑顔


畠山和也 衆院議員
「国民の願いを胸に」

 障害者の小規模作業所などでつくる「きょうされん」の
第40回全国大会が札幌市で開かれ、全体会に足を運び
ました。
共同作業所づくりは50年を迎えるということで、その歴史を
ふりかえるステージ企画は最後の大合唱まで圧巻!ゲストと
してスキージャンプの葛西紀明選手もいらっしゃいました。
 もともとジャズドラム製作の下請け作業をしていた知的
障害者の家族などが、親会社の倒産をうけて「自分たちで
働く場をつくろう」と作業所を設立したのが始まりでした。
地方自治体をも動かし、全国で共同作業所づくりが一気に広がり半世紀。パンフに
は「苦しかったこと、楽しかったこと、ともに泣いた日のことを思い出してみたい」
と書かれていました。
 スピーチと全国から参加した仲間の歌声に胸を熱くしました。札幌で、精神障害
を持ちながら実名を公表して運動をしてきました。宮城県女川町では、大震災後に
作業所を建て直して、歓喜の声が上がりました。基本的人権を永久の権利として保
障した憲法97条の意義が基調報告で強調されました。
 会場へ行く前に昼食を取っていたら、「畠山さん」と声をかけてくださる女性が
いました。ボランティアとして参加されるとかで、何だかうれしそう。大会を支え
るみなさんと障害者のみなさんの笑顔に、心があたたかくなった一日でした。
              (しんぶん赤旗 2017.9.17掲載)