2017年8月30日水曜日

秋田豪雨が気がかり


紙智子 参院議員
「国民の願いを胸に」

 7月に秋田県を襲った集中豪雨。直後に高橋千鶴子衆院議員が
現地に入り政府に要請しました。8月18日に農業被害の全容を
つかむため、高橋議員、岩渕友参院議員、ふなやま由美衆院東北
比例予定候補とともに、私も秋田市と大仙市へ入りました。
 現地で、加賀屋千鶴子県議や佐藤純子、鈴木知両秋田市議、
佐藤文子、藤田和久両大仙市議と合流して、被災地を回り、
日本海に注ぐ雄物川とその支流に沿う甚大な被害の様子がわかりました。
 秋田市では、農林水産業の総額で約91億円の被害に上ることが
明らかになりました。大仙市でも過去最大の被害だといいます。
国は激甚災害指定を行いましたが、不安や心配が渦まいています。
 「農業施設や土木関係は補填(ほてん)されると言うが、自治体負担はどこまで
負担できるのか」「農作物は共済で対応するため秋の収穫まで待たなければならず、
水につかったところがこの後、病気が出ないか心配」「枝豆日本一を目指して作付
けしたところが水没。後に何を植えられるのか」「基盤整備の償還の最中にまた
被害に遭ったので、これ以上の負担は無理」などの声が出されました。
 8月24日から再び大雨が降りました。落ち着く間もなく雨のたびに不安が襲う
現地を思うと、気がかりでなりません。現地と連絡をとりながら解決に向けて取り
組みたいと思います。
            (しんぶん赤旗 2017.8.27掲載)