2017年6月23日金曜日

怒りを都議選に込め

紙 智子 参院議員
「国民の願いを胸に」

 1月から半年続いた通常国会が閉会しました。何と言っても、
安倍政権の傲慢(ごうまん)さが際立つ国会でした。
安部首相は予算委員会などで聞いていることに答えず自分の
考えをまくし立てる、森友学園や加計学園の問題など安倍首相
の進退にかかわることになると、証人喚問には応じず疑惑隠し
です。
 「総理のご意向」が働いたとされる文書は「怪文書」などと
いって切り捨てる一方、悪法は数の力で強行。内心の自由も踏み
にじる「共謀罪」法は法務委員会の審議を無理やり打ち切って
本会議で採決する横暴ぶり。
 「もり」もあれば「かけ」もある。そしてまだ飲み込んでいないうちに「ハイ、
次!」とおわんに入れる「わんこそば」のように農業関連8法に福島法を次々と
押しつけました。
 国会での野党共闘も広がりました。共謀罪は廃案を、安倍政権のもとで憲法改悪
に反対、森友、加計問題の徹底追及に力を尽くすことを確認しました。
 農業では雑誌「女性のひろば」8月号の企画で、参院農林水産委員会に所属する
民進党の徳永エリ議員、田名部匡代議員、無所属の舟山やすえ議員と私の4人で
「農業女子」座談会を行い、政治家になるきっかけや農業に対する思いを語り合い
ました。
 国会は、閉会してもたたかいは続きます。怒りを都議選に込め日本共産党の勝利
で示しましょう。 (しんぶん赤旗 2017.6.18掲載)