2017年5月31日水曜日

「隠ぺいの極み」政権


畠山和也 衆院議員
「国民の願いを胸に」

 自民・公明・維新がごり押しした「共謀罪」法案は、いよ
いよ国連からも疑念の目が向けられました。政府は説明どこ
ろか「不適切」だと切って捨てる態度に。国連にまで盾突く
姿勢は、あまりにも異常です。
 加計学園をめぐる疑惑では、文科省前事務次官が「総理の
ご意向」文書の存在を認めました。事務方トップの発言です
から極めて重いものなのに、ここでも政府はまともな調査も回答もしないまま。隠ぺいの極み!
   安倍政権は「モラル崩壊」という水準を超えて、危険な
独善性が前面に出てきました。しかし自分たちに不都合な事実をすべて隠そうとする
姿勢は弱さの表れ。世論と論戦で追い込めれば、ガタガタと崩れていくのは間違い
ありません。
 農林水産委員会で、ちょっとした”異変”がありました。「畜産経営の安定に関する
法律」改正案の付帯決議に、「規制改革推進会議の意見は参考にとどめ」と盛り込
まれ、与党も含めて決議されました。
 規制改革推進会議とは、農業や医療の規制は「岩盤」だと攻撃してきた安倍首相
肝いりの民間議員機関です。この法案もその流れで出てきたもので、与党内での
「上からの改革」への不満がくすぶっていると思いました。
 だからこそ、多くの方々と私も政治を変える道を語り合いたい。安倍政権への
たたかいは、新しい政治をつくる準備の期間。どっしり構えて頑張りぬきます。
           (しんぶん赤旗 2017.5.28掲載)