2017年4月20日木曜日

復興前進へ粘ります


紙智子 参院議員
「国民の願いを胸に」

 今村雅弘復興相が「事故責任」発言をしたことを受けて、
「誰も好きで自主避難したわけではない」「お金がない人も、
子どものことを考えて、いても立ってもいられずに避難したの
です」と連日怒りの声が寄せられています。
 早速、今村復興相に質問しました。反省するなら、自主避難
者が帰還できない状況をを把握、分析し、今後の対策を立てる
べきだと言うと、「さまざまな状況の中で、避難されている皆さ
んの状況をよく聞いて要望に応えたい」と神妙です。
 在宅被災者の問題も聞きました。震災で自宅の被害をうけ
ながら仮設住宅に入れず自宅で生活を続けられている方のことです。昨年質問したときは実態把握を行っていないと言っていましたが、その後、取り組みを支援するために、被災者支援総合交付金、200億円の予算を組んでいると回答しました。
 在宅被災者258世帯を戸別訪問した仙台市弁護士会の報告書を紹介しました。
ボランティア団体と連携して訪問を行い、支援物資・各種サービス・支援情報が届いて
いないことを確認し、救済のために活動していると言います。
 私は、こうした活動に支援を拡充すべきではありませんかと聞くと、大臣は「手が届
いていないところにも丁寧にやっていく」と答えました。復興を前に進めるために、
これからも粘り強く要求していきます。
              (しんぶん赤旗 2017.4.16掲載)