2017年2月15日水曜日

「日米同盟最優先」を見直すべき


岩渕 友 参院議員
「国会かけある記」

参議院独自の機関である「調査会」。3年かけて1つの
テーマについて調査・研究を行い、立法・決議・政策提言
を行うこともあります。3つの調査会を新人3人が担当
することになり、私の所属は「国民生活・経済に関する
調査会」。臨時国会では開催されず、通常国会から始動
となりました。
 「あらゆる立場の人々が参画できる社会の構築」を
テーマに、第1回目は国際経済、金融についての参考人
質疑。参考人の一人である水野和夫法政大学教授に、
「アメリカ大統領のトランプ氏が『アメリカ第一』と言っているのに
対して、日本政府が『日米同盟最優先』という立場で臨んでいることが
日本経済にどういう影響を与えるか」と聞くと、「日米同盟が最優先だと
いうことをそろそろ考え直すべき」という答えが返ってきました。
 先日の日米首脳会談は、安倍首相の異常な〝トランプ追随〟を際立たせるもの
になりました。会談では日米同盟の強化、名護市辺野古への米軍新基地建設が
唯一の解決策として推進が確認されるなど、沖縄、国民の民意を踏みにじる
ものです。
 また、トランプ大統領による7カ国からの入国禁止令に対して、米国内外から
厳しい批判が集中しているにもかかわらず、安倍首相は黙認の態度を続けて
います。
 このままではあらゆる分野で矛盾が深刻になってしまいます。まさに「日米
同盟最優先」を見直すべきときです。対等平等で友好的な日米関係こそ、
あらゆるみなさんと一致できる立場です。
 

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