2016年11月16日水曜日

TPPは参議院で廃案に


紙智子 参院議員
 「国会かけある記」

 参議院でTPP協定の質疑がはじまりました。世界の変化
も見ずにTPP協定の採決に向かう政府・与党の姿勢は
ひどいものです。
参議院本会議で質問に立ちましたが、安倍総理は私に目
を合わせず、もっぱら原稿を棒読みするばかり。会場から
「質問者のほうに顔を向けて答弁しろ!」とヤジが飛び
ました。
 衆議院では畠山和也議員が、国会決議違反や農業の
影響試算の問題、食の安全、薬価や共済など、TPPの
論戦の先頭に立ちました。
 衆議院の質疑は、山本農水相の二度にわたる暴言で、
徹底した議論を損なわせたのに、政府・与党は、その打開策を示すこともなく、
強行突破を図りました。
 そのひどさ、くやしさを引き継いで、徹底した審議で廃案に追い込みたいと思い
ます。
 新たに大統領に当選したトランプ氏は、TPPについて「最悪の協定だ」「大統領
の就任初日に離脱する」と表明し、共和党の議会指導部はTPPについて年内の
議会には提出しないと言っています。審議を進める前提が崩れていると主張しま
した。
 また、EU(欧州連合)とアメリカの環大西洋貿易投資連携協定(TTIP)の交渉
も暗礁に乗り上げています。アメリカでもヨーロッパでも、日本でも大きな国民の
反対運動がおきており、総理の認識を聞きましたが、「コメントは差し控える」と
まともに答えません。TPP協定は国民生活、経済主権に多大な影響を与える
ものです。参議院で廃案にするために頑張る決意です。

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