2016年10月6日木曜日

二度と被爆者をつくらない


紙智子 参院議員
 「国会かけある記」
 
 オーストリア共和国連邦の法務大臣を迎えた歓迎レセプ
ションに出席し、大臣やフーベルト・ハイッス大使と懇談
しました。
 私が「 オーストリアが、人道的立場から核兵器禁止条約
の決議を国連にも求めていることに共感しています」と話し
かけると、法務大臣が「 オーストリアは原爆も原発も反対
です。議会でも原発を作らないことを決めた。日本では
共産党が活躍しているのですね」というので「 参議院選挙
で国政では民進党についで、野党第二党になりました。
日本の政治が危険な方向に行かないように野党と市民が共同して選挙をたたかった」
と伝えました。大使館の方からは「 知っています。感動しました」と言われ、
うれしくなりました。
 広島から、かおるちゃんと五郎さん夫婦が上京すると聞いて会いに
いきました。青年運動時代の友人で、再会は三〇年ぶりくらいでしょうか。お父さん
が亡くなられ、日本共産党の専従者と議員を合葬する合葬追悼式に参加するため
の上京です。お父さんも、お母さんも、広島で被ばくされたそうで、長い間、核兵器
廃絶の運動にたずさわってこられました。被爆地広島の願いは、二度と被爆者を
つくらないと言うことです。
 オーストリアなどは国連総会において、核兵器を禁止する法的拘束力のある
措置について交渉する会議を来年召集するとした決議案を公表しました。被爆者の
長年の運動が変化を作り出しています。その願いを実らせるため、頑張る決意を
新たにしました。