2016年10月31日月曜日

道理と運動で廃案へ


畠山和也 衆院議員
 「国民の願いを胸に」

 TPP(環太平洋連携協定)審議が連日のように続いて
います。質問とともに、委員会の運営について理事会で
協議する役割も担い、緊張の毎日です。
 なにしろ山本農水相から「強行採決」発言があったうえ、
特別委員会委員長も職権による委員長開会の強行。
参考人を呼んだ質疑も、前日の午後6時半に決める
なんて!明日は国会に来てほしい、といきなり呼ばれる
参考人だって困るでしょう。とにかく時間を積み重ねる
やり方は容認できないと、強く抗議してきました。
 地方公聴会のため北海道へ来ると、会場前で「強行採決するな」などの
プラカードを持った市民のみなさんの姿が。厳しい寒さのなか、
ずっとバスを待っていたんですよね。バスの中で与党議員は無反応でしたが、
私は手を振って「がんばろう!」。手を振りかえしてくれる姿に、胸が熱くなり
ました。
 広い分野に影響を及ぼすTPPなので、参考人質疑も公聴会もたくさんやるべき!と
主張してきたことから、月曜日も参考人質疑を行うことになりました。特別委員会も
「円滑な運営」を口にせざるを得なくなりました。国会内外の連帯した力で、そう簡単
に採決できない状況をつくってきています。さらに徹底審議を求めつつ、道理と運動
の力で廃案に追い込みたい。ぜひ、地域・職場・学園で、草の根でも大きな声を!
                    (しんぶん赤旗 2016.10.30掲載)