2016年3月10日木曜日

5年の節目を前に


いわぶち友 日本共産党福島県委員会常任委員
 参院比例予定候補「北海道・東北」

 東日本大震災と東京電力福島第1原発の事故から5年の
節目を前に、原発事故で全町避難をしている浪江町の仮設
住宅と避難地域に行ってきました。
 「農業をやって60年以上、本当に骨の折れる仕事
だった。
耕してきた土を除染だからといって取られることがどれ
だけ悔しいか」と話す80代の女性。除染や家屋の解体が
進む一方で、田んぼの上には除染した土や草などを詰め
込んだフレコンバッグが積みあがっていきます。くらしや生業(なりわい)が戻らなければ復興とはいえません。
 訪問した仮設住宅に住む世帯はかつての7割弱。
これからどうするかみなさんが悩んでいます。「この仮設住宅から孤独死を出し
たくない。最後まで見守りたい」と話す自治会長さん。命を守る努力が行われる
一方で、安倍政権が次々と原発再稼働を進めています。
 再稼働させたとたん緊急停止した高浜原発4号機。運転から40年以上の原発も再稼働
させようとしています。命までも奪った原発事故を繰り返してはなりません。
 即時原発ゼロの政治決断を!安倍政権に鋭く迫り続ける日本共産党を参院選挙で
躍進させて、「政治を変える」というみなさんとの約束を必ず果たすため、全力で
頑張り抜きます。
                        (しんぶん赤旗 2016.3.6掲載)