2016年3月1日火曜日

「安倍すぎる」政治終わりに


紙智子 参院議員
 「国民の願いを胸に」

 「あまりにも安倍すぎる人」-。人のいうことはいっさい聞か
ず、自分の言いたいことだけを主張する人をさす言葉で、
中学、高校生の間で流行しているといいます。
 こんな、政治をこのままにしておいていいわけがありません。
 東北6県合同の「TPP東北シンポジウムin秋田」は、その
思いを発信するタイムリーな企画でした。野党5党の「安保
法廃止」「安倍政権打倒」をめざす合意が発表された直後
でもあり、会場いっぱい約350人が参加しました。
 米農家として地元でリーダーシップを発揮してこられた、
元仁賀保農協組合長の佐藤喜作さんは、「今の政治は最悪の危機をむかえている、
毒種子とも言える法案は、発芽させてはいけない、育ててはならない」と、
集団的自衛権やTPP大筋合意、農協法、農地法改悪等をあげました。
 山形庄内の医療生協の岩本鉄矢専務理事は、アメリカ製薬会社による薬価改定へ介入
や高額医薬品の保険外しなどTPPによる医療への影響について報告しました。
 秋田県立大学の長濱健一郎教授は「TPPによる秋田県農林水産業への影響試算」を
紹介。秋田市のアンケートでは「強い不安を感じる」、「どちらかと言えば不安を
感じる」が64.4%です。国民の声を聞かない政治は一刻も早く終わらせなけれ
ばなりません。
                      (しんぶん赤旗 2016.2.25掲載)