2014年10月18日土曜日

自由と民主主義を守れ!



森つねと 日本共産党北海道委員会国政相談室長
    「かけある記」


 北星学園大学で脅迫や悪質な中傷が相次ぎ、業務に支障が
出たり、学生や保護者の間に不安が広がっています。
 日本軍「慰安婦」の記事を書いた元朝日新聞記者が同大学
で非常勤講師をしていることについて「売国奴を辞め
させろ」と迫るもので、要求を拒否した場合、「天誅
(てんちゅう)として学生を痛めつける。
釘を混ぜたガスボンベを爆発させる」と二度にわたり脅しているのです。
 脅迫は元記者の家族にまで及んでいます。
インターネット上で娘さんの名前や高校名、顔写真を勝手に
公表し、「自殺に追い込む」と言及。
ご家族をはじめ、学生のみなさんの恐怖ははかり知れません。
 問題の背景には、過去の侵略戦争を「正義の戦争」とねじまげ、日本軍「慰安婦」
問題をなきものにしようとする勢力の思惑があります。
日本軍の関与と強制性を認め、謝罪した「河野談話」を葬り去りたいのです。    
 しかし、「河野談話」は朝日新聞が訂正した「吉田証言」には依拠していず、日本軍
「慰安婦」がなかったかのような主張は通用しません。
「慰安婦」問題の本質を否定する安倍首相の責任も極めて重大です。
 連続テレビ小説「花子とアン」の脚本を担当した中園ミホさんは「戦争に入っていく
ところが、(今の時代と)空気がとても似ている」と振り返っています。
「自由と民主主義を守れ!」。戦争への扉を開かせないために声を上げましょう。
日本国憲法を掲げて!